プロ野球3時間半ルール導入検討 巨人によぎる2011年の悪夢
当然、接戦が増える。昨季、リーグ優勝を奪回した巨人も1点差試合は20勝21敗と負け越した。2位DeNAは21勝15敗、4位広島も24勝19敗で、3位阪神も20勝19敗と勝ち越している。
「試合数減、さらに試合時間が制限されるとなると、例年より接戦を拾っていくことが重要。昨年、巨人が接戦に弱かった要因は投手陣にある(チーム防御率3・77=リーグ4位)。先発陣が弱く(同3・83)、リリーフ陣(同3・68)にしわ寄せが回った。今年はリリーフが強いチームが絶対有利。山口俊(昨季15勝=ブルージェイズ)の穴を埋め、救援陣を整備しなければ、巨人はさらに苦しい戦いを強いられますよ」(高橋氏)
時間や回数を制限されるシーズンは、巨人にとって不利な条件が揃っている。