著者のコラム一覧
安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

花咲徳栄・井上朋也 実戦で飛ばす能力は日ハム野村より上

公開日: 更新日:

 2年秋に外野から三塁にコンバートされ、中止になったセンバツには三塁手として臨む予定だった。

「三塁守備を見たことがないので評価はできませんが、彼の将来性を広げる意味合いもあるのではないか。外野だけでなく三塁もできれば、プロの評価は上がります。私がかつて早大学院(東京)で監督をやっていた際、冬場に外野手を遊撃の位置でノックを受けさせたことがあります。この練習を4カ月も継続すると、だんだん内野手みたいになってくる。クッションボールの処理がうまくなり、送球時にクイックスロー、スナップスローが使えるようになる。守備時の集中力も高まる。内野守備のメカニズムは外野守備にも生かせるはずです」

 プロ入り後の未来図についてはどうか。

「対応力があり、上の野球になじんでいくスピードは速いと思います。早ければ5年先にプロで中軸を打てる可能性を秘めています」

(次回は明石商・中森俊介・投手)

○いのうえ・ともや 大阪府生まれ。181センチ、81キロ。右投げ右打ち。

【連載】甲子園中止に泣いた高校生ドラフト候補 本当の実力

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