元順大監督・澤木啓祐氏に聞く “無観客”箱根駅伝は可能か

公開日: 更新日:

 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)は9月19日付で、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年度の主催大会は全て無観客で実施することを加盟校に通知した。これを報道で知った大学関係者の反応はさまざまだが、箱根駅伝が史上初の無観客開催となれば、どんなことが予想されるのか。駅伝で無観客など可能なのか。1974年から母校・順大で指揮を執り、箱根駅伝は4連覇を含む9度の総合優勝を果たした澤木啓祐氏(76=元日本陸連、日本学連、関東学連副会長、現順大大学院スポーツ健康科学研究科特任教授)に聞いた。

  ――箱根駅伝の無観客開催の一報を聞いたときはどう思いましたか。

「コロナ禍の影響により、数々のロードレースが中止になっている。私が理事長の日本ブラインドマラソン協会が主催する全国視覚障がい者駅伝大会(11月・大阪)も中止を決めた(12月日産スタジアムのトラックで代替大会)。箱根駅伝は100年の歴史があり、関東学連としては、これまでの歴史と伝統を尊重し、形を変えてもいいから継続開催することを前提に考えていたと思う。しかし、観客のいない、もしくは非常に少ない箱根駅伝を、今は想像することができない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    ドジャース地区V逸なら大谷が“戦犯”扱いに…「50-50」達成の裏で気になるデータ

  3. 3

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  1. 6

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  2. 7

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  3. 8

    堂本剛、松本潤、中山優馬…そして「HiHi Jets」髙橋優斗の退所でファンが迎えるジャニーズの終焉

  4. 9

    「光る君へ」一条天皇→「無能の鷹」ひ弱見え男子…塩野瑛久は柄本佑を超える“色っぽい男”になれる逸材

  5. 10

    虎の主砲・大山を巡り巨人阪神“場外乱闘”に突入か…メジャー挑戦濃厚な岡本の去就がカギを握る