損失額200億円超 ブレーブス25年ぶり世界一ならチーム崩壊
今季は試合数削減、無観客で各球団は大幅な収入減を強いられた。チームスタッフ、球場職員を一時解雇するなど、人件費を削減してやりくりしているものの、中でもブレーブスの財務状況は深刻だという。
米メディアの報道を総合すると、ブレーブスの今季の収入は約11億6000万円。昨季の約219億円から200億円以上の大幅な減収となった。これはリーグ優勝決定シリーズに進出した4球団の中では資金力豊富なドジャースの約182億円をも上回る損失額だ。全30球団ではヤンキースの約259億円に次ぐ規模となる。
ブレーブスに詳しい関係者によれば、球団では職員の人員整理を進めているそうだが、来季も収支が改善する見込みはないという。チーム総年俸はメジャー13位の約121億円と平均的な金額だが、来季の人件費高騰は必至。若手外野手のアクーニャJr(22=8年総額約111億円)ら大型契約を交わしている選手が少なくない上、本塁打(18)、打点(56)とチーム2冠のオズナ(29)も1年平均約19億円の契約が切れる。チーム右腕ソロカ、左腕フリードらエース格の若手投手が今オフの年俸調停で大幅増を勝ち取れば、ブ軍の資金では賄い切れないらしい。今オフには主力のバーゲンセールが行われそうだ。