■迷走中の朝乃山
そんな照ノ富士の後塵を拝しかねないのが、大関3人衆だ。貴景勝は先場所賜杯を掴み、1月場所が綱とり。それでも押し相撲は成績が安定しないだけに不安が残る。正代は淡々としているのが武器になる半面、ここぞの場面で気迫に欠けるきらいがある。朝乃山は対戦相手に対策を取られてからというもの、得意の右四つに組むまで四苦八苦。迷走しているフシさえある。
負けん気とド根性で序二段から再び駆け上がってきた照ノ富士。大関3人はボヤボヤしていると地位で並ばれるどころか、出世レースで先を越されてもおかしくない。