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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大准教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部准教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

MLB球団オーナーの本業ビジネスがオフの補強に影響及ぼす

公開日: 更新日:

■影響受ける屋外広告

 エンゼルスの場合、所有者のアルトゥーロ・モレノの事業が屋外広告であり、今後「コロナ禍」の影響を受けるとされる。育成に手腕を発揮してきたペリー・ミナシアンをゼネラルマネジャーに据えたこと、必要な戦力をトレードで獲得していることは、本業の不振が球団経営を制約していることをうかがわせる。

 このオフは球団の年俸支払総額に加え、所有者たちの本業の状況が選手獲得に影響を及ぼしているのである。

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