朝乃山は稽古不足で悪癖が…御嶽海に完敗で目覚めはまだ先
「現在はコロナ禍で、場所前の出稽古ができない。それをわかっていながら、なぜ昨年10月の合同稽古に来なかったのか。確かに合同稽古は本場所直前ではないので、出稽古のような稽古の仕上げにはならない。それでも相撲勘を絶やさないため、緊張感を保つための絶好の機会だった。所属する高砂部屋は朝乃山を除けば全員幕下以下。彼らといくらやっても、大関の稽古になるかどうか。それで11月場所にケガでは、かける言葉がない。さすがに12月の合同稽古には参加したが、行動が遅すぎる」
昨年9月場所も対戦相手の右四つ対策に苦戦し、初日から3連敗。その後は緊張感と感覚が戻ったのか、今場所2日目の北勝富士戦のように、まわしを取れずとも圧力をかけながら前に攻める相撲で連勝を重ねた。
稽古不足から目を覚ますのはもう少し先か。