プロ野球とJリーグの“緊急事態宣言”落としどころは「無観客」
19日付の日刊ゲンダイが報じたように、プロ野球はコロナ対策に多額の費用を投じ、人員も惜しんではいない。それでも国民の皆が皆、野球やサッカーのファンではないのも事実だ。すでに大阪では29の府立学校が休校中。変異株の流行により、若年層が重症化するケースも増えている。このまま興行を続ければ、非難は必至だろう。
そこでいよいよ現実味を増すのが、昨季の開幕序盤に続く「再無観客」だ。プロ野球とJリーグは「無観客だけは勘弁」と訴えているが……。
「すでに東京五輪は外国人客の受け入れを断念。日本人を含めた無観客も検討されているそうです。900億円ともいわれるチケット収入はパーになるが、中止による損失よりははるかにマシ。政府や五輪組織委員会、東京都にしてみれば、五輪を開催できれば御の字なのでしょう。そう考えると、『まずプロスポーツで無観客の道筋を』となりかねません」(前出の関係者)
野球もサッカーも、五輪の“アリバイづくり”に利用されるのか……。