渋野は今季トップ30ゼロ 米ツアーで影が薄くなるばかり
成績不振の理由にオフに取り組んだスイング改造がある。トップの位置を低く、スイングプレーンがフラットになった。
「形ばかり気にして、以前のように思い切りのいい振りが見られなくなった。方向性を重視してのフェアウエーキープも大切ですが、メジャーの高速グリーンになると、短い番手でスピンをかけてボールを止めることが出来るかがスコアメークのカギになる。飛距離を犠牲にして、爆発力が消えてしまったように見えます」(米ツアー記者)
「ANAインスピレーション」で渋野のドライバー飛距離は263ヤード(パーオン率58.3%)。完全優勝のP・タバタナキット(21=タイ)は323ヤード(同84.7%)と大差をつけられた。
19年全英では、距離の短いパー4でワンオンを狙うなど怖いもの知らずでドライバーを気持ちよく振り切ってメジャータイトルを獲得した。その時のプレースタイルが、いまの渋野には必要だ。