五輪代表はサプライズなし…1トップ上田綺世に集中する過度の期待と重圧

公開日: 更新日:

「五輪代表の守備の安定感は増しましたが、上田に対して<大迫レベルの活躍をしてもらわないと困る>など大きなプレッシャーがかかってしまうことが懸念される。上田は次代のA代表でも1トップを張れる逸材ですが、大迫と比べるまでもなく、どうしても国際経験の乏しさは否めません。過度な期待とプレッシャーが、上田の足かせにならないように注意を払う必要があるでしょう」

 そういえば――。

 2016年のリオ五輪にOA枠として出場した当時30歳の浦和FW興梠は、グループリーグ初戦のナイジェリア戦でPKを決めたものの、2戦目、3戦目とも無得点に終わった。決勝トーナメント進出を逃した手倉森ジャパンは、早々に帰国の途に就くことになった。

 興梠は「エースFWを任された自分がゴールを決めてチームを勝利に導かねば!」と気合が空回り。これが不発を招く要因にもなった。

 上田に同じ轍を踏ませてはいけない。森保監督の手腕も問われる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ