巨人18年ぶり球宴ファン投票選手ゼロ…95年、03年との“不吉な共通点”
「マイナビオールスターゲーム2021」(7月16日=メットライフドーム、同17日=楽天生命パーク宮城)のファン投票の最終結果が28日、発表された。
最多得票はパ外野手のオリックス・吉田正の44万8305票。セ最多は阪神・佐藤輝の43万5605票で、巨人からは選ばれなかった。
坂本はセ・リーグの遊撃手部門で阪神・中野に及ばず2位。打率リーグ2位のウィーラーも一塁手部門で阪神・マルテに次ぐ2位だった。リーグトップの66打点を挙げている岡本和は三塁手部門でヤクルト・村上、阪神・大山に次いで3位に終わった。
これまで菅野、坂本ら主力に故障者が続出したことも影響しているとみられるが、ファン投票での選出がなかったのは、1995、03年以来18年ぶり3度目の珍事。過去2度とも優勝した翌年のことだった。ちなみに巨人は昨年もリーグ優勝をしている。
■阪神から大量選出、故障者続出…
今年は阪神から両リーグ最多の7人が選出された。03年も前半戦から阪神が首位を独走し、ファン投票で8人が選出されており、状況は酷似している。この年の巨人は清原、仁志、二岡、阿部がいずれも2位。1位はゼロだった。巨人の古参のチーム関係者が声を潜めてこう言った。