【柔道】新井千鶴「金」を呼んだ準決勝の死闘、辛酸なめた過去からの脱却

公開日: 更新日:

 柔道女子70キロ級決勝は新井千鶴(27)がオーストリアのM・ポレレスを破り金メダルを獲得。日本柔道陣は今大会5日連続、6個目の金となった。

【写真】この記事の関連写真を見る(05枚)

 この試合は開始から1分8秒で新井が小外刈りを仕掛け、技ありのポイントを得ての優勢勝ちだった。

 大苦戦したのは準決勝。新井はM・タイマゾワ(ROC)の投げ技を警戒しながら何度も抑え込みを狙うが、体が柔軟なタイマゾワは、腕や背中の骨が折れそうな苦しい状態からも体をねじって逃げる。延長(ゴールデンスコア)に入り16分を超えても勝負が決まらず、最後は新井が送り襟締めで失神させての一本勝ちだった。

 新井は前回のリオ五輪は代表漏れ。2017、18年の世界選手権で優勝。3連覇を狙った19年大会は3回戦負けも、今大会は優勝候補に挙げられ、期待に応えた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ