巨人「9月6連敗」でのV逸確率は86%! 強いはずのシーズン佳境に先発陣崩壊
6連敗中の巨人がやっと勝った。12日の広島戦。中4日で先発した菅野智之(31)は1点リードの二回、鈴木誠に左翼席へ特大の同点弾を浴びたものの、許した得点はこの1点だけ。7回95球を投げて5安打1失点。前回登板の5回途中7失点KOを一掃する好投を見せ、2日以降の9試合で勝ち星がなかったチームの連敗を6でストップさせた。原監督は「今日は険しい状態で勝ったというところ。球持ちが非常に良かった。本来の投球に戻りつつある」と目を細めれば、決勝弾を放った捕手の小林も「(菅野)智之をサポートしたいと思っていたので入ってくれて良かった」と汗を拭った。
それでも楽観はできない。巨人は9月に入って2勝6敗3分け。この日の試合前まで9月のチーム防御率は4.71、打率も.233と投打がかみ合っていない。この日の得点も2点だけだった。
深刻なのは先発投手陣だ。「6人目は弱さが出る」という原監督の方針で、今月に入って5人で中5日以下の「少数精鋭ローテ」が始まると、先発陣が崩れ始めた。11日は頼みのメルセデスが3回KO。この日は中4日の菅野が意地を見せたものの、連敗が始まった最近9試合の先発の防御率は6.26である。