女子バスケ五輪銀・ホーバスHCの仰天スライド人事! 男子代表監督では“前途多難”なワケ
ホーバスHCは身長差のハンディなどをカバーするべく、スピードの技術向上とともに、日本にとって不可欠なチームワークを磨いた。その上で、女子代表には選手全員が国内チーム所属という大きなアドバンテージがあった。馬瓜エブリンや三好南穂はトヨタ自動車所属、町田瑠唯、宮沢夕貴、オコエ桃仁花は富士通所属など、チームメートとして戦ってきたメンバー同士が代表に。気心知れた仲で、代表の試合以外でもしっかりとコミュニケーションを取っていた。
一方で男子は、NBAプレーヤーである八村塁と渡辺雄太が代表入りし、チーム内では「スター選手」として君臨。過去最強チームといわれたが、海外組ゆえに代表チームへの合流が遅れ、八村と豪州リーグに在籍する馬場雄大がチームに合流したのは7月13日。日本の初戦が行われた26日の2週間前だった。結果は3戦全敗。国内組とのコミュニケーション不足も惨敗の一因となった。
24年パリ五輪に向けて課題が浮き彫りになった男子代表。女子チーム一筋の名将はどう強化するのか。