同級生が語る新庄剛志 「貪欲さと前向きさ」は高校時代もメジャー時代も変わらない
■「オレが一番下手だろうから、練習しなきゃいけない」
「実際、『プロの世界では打撃は通用しないかも』と漏らしていたのを覚えています。それはイメージトレーニングが影響しているのかもしれません。雨天で練習が早く終わると、テレビで巨人対阪神戦を見ながら桑田真澄選手の投球に合わせて素振りしていましたから(笑い)。でも、それで終わりじゃない。『オレが一番下手だろうから、練習しなきゃいけないんだ』と。のちにメジャーで4番を打って、『すごいな』と声を掛けたときも、同じセリフを言っていました。貪欲で、すごく前向きなんですよ」
今も新庄と交流がある。
「コロナ前はときどき学校にも顔を出してくれて、野球部のために移動用のバスやTシャツをプレゼントしてくれました。ひとりのファンとして応援しています」
と、来季の開幕を心待ちにしている。(この項おわり)
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