国学院久我山は「イチローの指導がセンバツでは糧に」 高校野球雑誌の元編集長が分析
高松商は昨秋の県大会準々決勝で、優勝した英明に1点差で負け。センバツ出場は絶望的も、夏は期待大だ。
昨夏の甲子園は初戦で作新学院(栃木)に打ち勝ち、優勝した智弁和歌山と競り合いの末に3-5で敗戦。新チームには当時のベンチ入りメンバー8人が残っている。
「中でも主砲の浅野はU15日本代表に選ばれた外野手で、走攻守と三拍子そろったスラッガー。智弁和歌山戦では本塁打を放った今年のドラフト候補です。指揮を執る長尾監督は16年春のセンバツでチームを準優勝に導いた。主砲の浅野をあえて2番で起用して結果を出すなど、選手の使い方がうまい指導者です」(戸田氏)
千葉明徳は甲子園経験こそないものの、昨夏の県大会準々決勝で、優勝した専大松戸に1-2の惜敗。激戦区の千葉で近年、力を発揮している学校だ。
高松商の長尾監督は昨夏、智弁和歌山に敗れた試合後の会見で、「智弁和歌山は、イチローさんに教えていただいて強くなった。うちにも来て欲しいなと思います」と言った。
この一言がイチローが高松商を教えるきっかけだったそうだが、それはともかく「智弁和歌山にとってイチローの教えが大きな財産になったのは間違いないでしょう」と戸田氏がこう続ける。