エ軍オーナーの贈賄醜聞が大谷翔平の去就に飛び火? 本拠地周辺の再開発めぐり市長が辞任

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 二刀流所属球団のオーナーに政治献金疑惑が浮上である。

 大谷のエンゼルスは昨年、アナハイム市とエンゼルスタジアムの使用契約を2050年まで延長することで合意。アーティ・モレノ・オーナーが共同経営者を務める企業による駐車場と周辺の土地を市から約350億円で購入し、ショッピングモールや住宅などを建設する大規模な再開発に着手することも併せて合意していた。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」(電子版)によれば、アナハイムのハリー・シドゥー市長はモレノ・オーナーが共同経営者を務める企業との交渉の際、市に関する機密事項を球団に提供する見返りに政治資金として約1億3000万円を受け取ったという。

 23日に公職を辞任したシドゥー市長を巡っては、すでにFBI(連邦捜査局)が疑惑解明に乗り出した。今後はFBIの捜査に委ねられるが、贈賄側のモレノ氏の責任も問われそうだ。

「大リーグ機構(MLB)からオーナーの解任、球団売却などの厳罰を科される可能性はあります」と大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう続ける。

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