どれだけの日本男子プロが本気で「全英オープン」に行きたいと思っているのか
【ミズノオープン】第2日
今年も上位4人(有資格者を除く)が全英切符を手にする今大会。この日67人の予選落ちが決まった。
1860年スタートの全英に日本勢が初めて参戦したのは1932年の宮本留吉。76年には鈴木規夫が初日に首位に立ち、10位でフィニッシュ。世界で注目された。鈴木はこのとき、英国で予選会を通っての出場だった。かつて日本選手が全英に出るには、賞金ランクの上位に入るか、鈴木のように現地で予選会やマンデートーナメントを通過するしか方法がなかった。
93年から今大会が国内予選会を兼ねるようになり、上位の成績を収めれば、海外に出て行かなくても出場できるようになった。日本勢にとってはありがたいことだが、多くの選手が「全英に出て、本場のリンクスでプレーしたい」とはいうものの、国内の予選会で切符を逃せば、「これでおしまい」というのが実情だ。
どうしても出たいのならチャンスはこの大会だけではない。開催日は異なるが、韓国、シンガポール、南アフリカ、カナダ、スペイン、米国、スコットランドなどでも予選は行われている。