大谷は“二刀流”上向きもエ軍は…PS進出消滅なら「2ケタ勝利と2ケタHR」にはむしろ追い風
プレーオフ進出の可能性が消えれば、勝敗以前に大谷のコンディションを最優先にした起用法になるからだ。これまで二刀流の起用法は大谷の意思を尊重したマドン前監督が決定権を握っていたが、解任後は球団主導に変更。複数の米メディアによれば、ネビン監督代行はマドン氏以上に選手とのコミュニケーションを重視し、大谷とは連日、面談を実施して顔色などから健康状態に目を光らせている。
■ポストシーズン進出と引き換えに……
すでに今春のキャンプで、非公式ながら大谷サイドに年俸58億円超の大型の条件提示を行ったことから、エ軍にとって大谷のフィジカルは最大の関心事。登板間隔(今季は主に中6日)を空けたり、打者としても定期的に休養を与えて万全の状態で臨ませることになる。
大谷にとってはストレスがたまりそうだが、ポストシーズン進出と引き換えにルース以来の「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」は視界良好になるということか。