大谷翔平MLB史上最高額「年俸60億円超」の衝撃!エ軍と契約続行ならまだまだ増額も

公開日: 更新日:

 二刀流の具体的な金額が明らかになった。

 米ニュースサイト「ジ・アスレチック」の名物記者ケン・ローゼンタール氏が日本時間15日に報じたところによれば、エンゼルスは今春のキャンプ中、大谷翔平(27)サイドと非公式に会談。ペリー・ミナシアンGMらのエ軍フロントは大谷の代理人であるネズ・バレロ氏に年俸約58億円超の条件提示を行ったという。

 記事によれば、エ軍は過去にアルバート・プホルス(10年262億円)、ジョシュ・ハミルトン(5年105億円)ら、長期の大型契約を交わした選手が期待を裏切ったことから、具体的な契約年数は提示しなかったという。

FAになればどこまではね上がるのか

 エ軍の提示は昨年11月、メッツと3年総額約175億円で契約したサイ・ヤング賞3度の右腕マックス・シャーザーの年平均約58億3000万円を上回る史上最高額だ。エ軍は唯一無二の二刀流にメジャー史上最高の評価を下したことになる。

 大谷はメジャー6年目となる来季終了後、FAになる。来年のオフ、二刀流の市場価値はどこまではね上がるのか。

「今春のキャンプの時点で史上最高額を提示したことから判断すると、来季終了後にはさらに上乗せされるでしょう」と大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう続ける。

「大谷は昨年、投打とも結果を残してア・リーグのMVPを受賞しただけに、球団は選手の貢献度を示すWAR9.0(投打合わせたこの数字はメジャー最高)に値する選手と判断したのです。エ軍が大谷と再契約する意思があるのはハッキリしましたが、プホルスら過去の失敗から二刀流であっても長期契約は避けたいはずです。本格的に再契約交渉の席に着けば、球団と代理人の間で年数を巡って駆け引きが繰り広げられると思う」

来オフにはビリオネア

 メジャーでは30歳を過ぎた選手の契約はシビアになり、一部の例外を除けば投手、野手とも「35歳限界説」が根強い。

「エ軍は早ければ今季中から再契約に向けて代理人と話し合うと思う。最終的に大谷が34歳になる28年まで6年総額3億ドル(約404億円)、年平均約67億円規模の契約になる可能性はあります。代理人が契約年数を抑える分、金額を上げるように交渉すれば、エ軍がさらに金額を上積みすることも考えられる。二刀流の大型契約は前例がないだけに、出来高としてMVPなどの表彰ボーナスの他、『本塁打王とサイ・ヤング賞同時獲得ボーナス』などが付くかもしれません」(前出・友成氏)

 今年4月の米経済誌「フォーブス」(電子版)によれば、大谷がグラウンド外で得るスポンサー料などの収入は2000万ドル(約27億円)に達し、現役メジャーリーガーでは2位のフィリーズ・ハーパーの約8億7400万円を抑えてダントツ。来年のオフには球場内外ともメジャーの稼ぎ頭になりそうだ。
 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  4. 4

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  5. 5

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    佐々木朗希「限界説」早くも浮上…案の定離脱、解説者まで《中5日では投げさせられない》と辛辣

  3. 8

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  4. 9

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  5. 10

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり