著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

日本勢はリンクスに立ち向かう技が足りない…全英女子オープンもまた同じ繰り返しか

公開日: 更新日:

 今年の男子メジャー最終戦「全英オープン」は4日間とも天候に恵まれ、通算20アンダーの大会コース新記録で優勝したキャメロン・スミス(豪州)を筆頭に2ケタアンダーが20選手というバーディーラッシュに沸いた。

 だが、日本勢は7選手が出場して、予選通過は米ツアーで戦う松山英樹(68位)と、若手の桂川有人(47位)の2人だけという情けない結果に終わった。

 そして、今回テレビ中継に出演した丸山茂樹の解説が正鵠を射ている。

「リンクスコースは、普通の常識では考えられないシチュエーションが続出する。それに対応する技術がないと通用しない。では、そんな高度な技術を身に付けて日本で役に立つかというと、まったく役に立たない。なぜかというと日本のトーナメントで、そんなシチュエーションはほとんどゼロで、高度な技術を必要としない」

 丸山といえば、かつてPGAツアーを主戦場に戦い、2002年「全英オープン」でプレーオフ進出に1打及ばず5位、04年「全米オープン」4位と何度もメジャーで優勝争いに絡み、米3勝の実績があり海外のゴルフ事情に精通している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動