日本勢はリンクスに立ち向かう技が足りない…全英女子オープンもまた同じ繰り返しか
今年の男子メジャー最終戦「全英オープン」は4日間とも天候に恵まれ、通算20アンダーの大会コース新記録で優勝したキャメロン・スミス(豪州)を筆頭に2ケタアンダーが20選手というバーディーラッシュに沸いた。
だが、日本勢は7選手が出場して、予選通過は米ツアーで戦う松山英樹(68位)と、若手の桂川有人(47位)の2人だけという情けない結果に終わった。
そして、今回テレビ中継に出演した丸山茂樹の解説が正鵠を射ている。
「リンクスコースは、普通の常識では考えられないシチュエーションが続出する。それに対応する技術がないと通用しない。では、そんな高度な技術を身に付けて日本で役に立つかというと、まったく役に立たない。なぜかというと日本のトーナメントで、そんなシチュエーションはほとんどゼロで、高度な技術を必要としない」
丸山といえば、かつてPGAツアーを主戦場に戦い、2002年「全英オープン」でプレーオフ進出に1打及ばず5位、04年「全米オープン」4位と何度もメジャーで優勝争いに絡み、米3勝の実績があり海外のゴルフ事情に精通している。