著者のコラム一覧
生島淳スポーツジャーナリスト

1967年、宮城県気仙沼市生まれ。早大卒。広告代理店勤務後、スポーツジャーナリストとして独立。高津臣吾著「一軍監督の仕事」「二軍監督の仕事」(ともに光文社)の企画・構成を担当。「エディー・ジョーンズとの対話」「箱根駅伝 ナイン・ストーリーズ」(ともに文芸春秋)など著書多数。

(4)高津監督のプライドと慧眼「実は勝負の分かれ目は五、六回にやってくる」

公開日: 更新日:

 リーグ連覇を果たしたヤクルトだが、今年は泣きどころがあった。先発投手陣である。

 9月20日の時点で、先発陣の月間防御率は5点を超えた。これには高津監督もシブい表情。

【写真】この記事の関連写真を見る(26枚)

「9月に入って先発が序盤に崩れてしまうケースが多かったです。他の球団より先発間隔も空けているし、どうしたものか……」

■奥川、高橋が不在も…

 正直、台所事情は苦しかった。昨季、もっとも安定した投球を見せていた奥川恭伸(21)が開幕4戦目で途中降板。上半身のコンディション不良と発表されたが、それ以来、二軍でも登板がない。

 さらに、昨年の日本シリーズで優秀選手賞を受賞した高橋奎二(25)は前半戦で6勝を挙げ、相手打者を圧倒するような投球を見せていたが、9月に入って登板ゼロ。二軍で調整を進めていた中旬にはコロナ感染が判明し、ポストシーズンへの登板にも不安が募る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動