「重大発表」で続投表明も日本ハム新庄監督“ネタ枯れ”懸念 来季SHINJOに注がれる厳しい目
「今日、ここに来ているファンのみんなに聞きたいと思います。来年、エスコンフィールドで、監督の指揮を執ってもいいですか!?」
昨28日、札幌ドームでの最終試合となったロッテ戦後のセレモニー。マイク片手に新庄剛志監督(50)がスタンドのファンにこう問いかけると、会場は大きな拍手で包まれた。新球場元年となる来季の続投が決まった瞬間だ。
「来年の大事な開幕戦は左のエース、加藤投手に任せたいと思います。来年は2位も6位も一緒です。日本一だけ目指してブレずに戦っていきたいと思います!」と、日本一早い開幕投手の指名とともに、来季の逆襲を誓った。
昨秋の就任会見から球界内外に話題を振りまいてきた新庄監督。シーズン前はテレビやCM出演はもちろん、ファンションショーや企業イベントなどに精力的に参加し、日本ハムの知名度アップにひと役買ったのは間違いない。一方で、それが今季の集客に結びついたとは言い難いのが現状だ。
借金18で迎えた後半戦以降、札幌ドームの観客動員が2万5000人を超えたのは4万1138人が詰めかけたこの日を入れて6回だけ。その内の8月11日は新庄監督の特製ボブルヘッドを3万人、9月17、18、19日はユニフォームを来場者全員にプレゼントされるイベントデーだった。直近の9月26、27日の観客数は2万人を割り、目を引くイベントや特典が無ければファンは最大収容人数の半分にも満たない。