ソフトB戦力外・松田の引き取り手は「熱さに飢えた球団」常勝チームを知り尽くす男は“買い”
「大好きな野球を自分から辞めるという決断には至らなかった」
28日、今季限りでソフトバンクを退団することになった松田宣浩(39)が記者会見でこう話した。本人は他球団での現役続行を希望。「40歳までプレーしたい」と語った。
■39歳の「熱男」
松田はプロ入りから17年間、ソフトバンク一筋。2013年から19年まで、三塁手として歴代最長の7年連続を含む、計8度のゴールデングラブ賞を獲得。本塁打後にベンチ前で見せる「熱男」のパフォーマンスを始めた15年には自己最多の35本塁打、94打点を記録した。
昨季は300本塁打を達成した一方で、今季はここまで自己最少の出場43試合にとどまり、打率.204、7打点、本塁打はゼロ。チームはリーグ優勝までマジック3と佳境を迎えているが、今月8日に二軍落ちしてからは一軍昇格に至っていない。
二軍でも「熱男」のキャラクターは健在で、声を張り上げているという39歳。グラウンド外での役割に目を光らせている他球団は少なくない。