菅野徳雄ゴルフジャーナリスト
１９３８年生まれ。岩手県出身。立教大卒。１９６４年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。
上田桃子がTOTOで逆転負け…敗因の「体が動かなかった」はどう解消すべきか
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思わず、「嘘でしょ」と返したことがある。
■日ごろから緊張した状態での練習が大事
では、優勝を競り合ってプレッシャーで体が硬くなってスムーズに動けなくなったときはどうするのか？ と聞いたら、「普段からグリップも強く持って、体も緊張した状態にして、それでもちゃんと振れる練習をしておくのだ」と秘訣を明かしてくれた。
緊張から体が動かないからといって無理に動かしたらタイミングも狂う。
そこで、普段からスタンスを狭くするとか、体が回らなくても手でクラブを振れるようにしておくとか、いろいろ試しておくことが大事だという。
普段の練習で、グリップを柔らかく持って、柔らかいスイングをして、いくらいい球を打っても、優勝がかかる状況に直面したら体が硬くなる。何べんも勝ったからといって解消されることはなく、仕方ない。
だから、「体を固めて打つ練習をしておくことが大事だ」と言うのだ。
