小池都知事「汚職再発防止」会議発足の“茶番”…五輪総括なしで森元首相は高笑い

公開日: 更新日:

 9日の都議会オリパラ特別委員会でも、委員から非公開となっているスポンサー・ライセンスの契約書・契約料の開示要望が相次いだが、都の担当者は「守秘義務」を盾に拒んでいた。

「すでに組織委は解散し、都まで大会経費の検証に及び腰では同じことを繰り返すだけです。小池知事も捜査のひと区切りを機に形ばかりの会議を立ち上げ、“やりました感”を出したいのでしょう」(本間龍氏)

■森元首相とバトルの見る影なし

 おかげで組織委会長だった森元首相は余裕シャクシャク。14日は安倍派議員のパーティーで講演し、「バラバラと言われるが、これほどまとまっている派閥はない」と上機嫌だったが、五輪汚職には言及しなかった。

「都議会オリパラ特別委の委員長、副委員長、理事は森氏と親密な自民党議員で固められ、『森氏の招致を拒む狙いがあった』とささやかれています」(都政関係者)

 就任当初は五輪の競技会場などを巡り、森氏とバトルを繰り広げた小池知事だが、今や都議会自民に押されっぱなし。

 見る影もない落ちぶれようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方