【(play)chin music】打者のをのけ反らせる投球で一触即発の危機?
メジャーリーグでも投手が打者の顎すれすれを狙ったボールを投げることがある。打者をのけ反らせて威嚇する行為だ。
日本では、「bean ball(ビーンボール)」と言った方が馴染みのある危険球だが、米国ではこれを「chin music(顎の音楽)」と呼ぶことがある。
顎(chin)の近くをビューッと凄まじい音(music)を立ててボールが通過する状態を表現しているのだ。
大谷もこの「chin music」で乱闘寸前の事態を招いたことがあった。昨年5月29日の敵地オークランドでのアスレチックス戦だった。
三回無死一塁で、打席にマーク・カナを迎えた場面。
その2球目のストレートが抜け、カナの顔面スレスレを通過した。
激高したカナは大谷を睨みつけ、なにやらわめき散らして激高。捕手のカート・スズキがカナをなだめて事なきを得たが、両軍ベンチから選手が飛び出し、一触即発の状態になった。