Rソックス吉田正尚はどう打ち崩す? ア・リーグ東地区ライバル剛腕3人の実力と素顔
ゲリット・コール(ヤンキース・投手・32歳)
サイ・ヤング賞候補の常連だ。
毎年、エース級の働きをしており、昨季はヤンキースの主戦投手として33試合、200回3分の2を投げ、13勝8敗、防御率3.50、257奪三振。登板試合数はリーグトップで、奪三振数はメジャーダントツだった。
21年には使用が禁止された粘着物質の愛用者としてケチをつけたが、不正に手を染めなくても結果を残せる実力の持ち主だ。
日頃は温厚だが、マウンド上では闘争心むき出しで打者に立ち向かい、球審の判定に食ってかかることも。時に冷静さを欠いた投球で手痛い一発を食らっている。両リーグ通じてワースト2位の33本塁打を浴びたように、切れやすい性格が災いしているようだ。