西武右腕・青山美夏人 開幕戦で抑えに大抜擢、松井監督や恩師が舌巻く強心臓とクレバーぶり
青山美夏人(投手・1年目・22歳)
昨秋のドラフト4位で西武に入団。身長183センチ、体重94キロと恵まれた体格は両親譲りだ。中学時代まで軟式野球をやっていた父の洋さん(55)が言う。
「私は178センチで、中学までバスケットをやっていた家内も167センチと高いほうだと思います。小学生のころから背の順は一番後ろ。中学生の時にはもう、私と同じくらいに成長。高校生に間違われることもありました」
そんな青山が野球を始めたのは小学3年。仲の良い友達に誘われ、地元・横須賀の若竹ライナーというチームに入った。
「昔から運動神経が良く、足も速く、体を動かすのは好きでした。小学6年まで空手もやっていましたが、カラダが大きかったので、相手にケガをさせてはいけないと気を使っていました。横須賀シニア(現・横須賀三浦シニア)へ入ったのを機に、野球一本に。熱心に指導していただき、そこから野球にのめり込むようになりました」(洋さん)
横須賀シニアでは2年時からエース。プロ入り後も武器としているスプリットやスローカーブを習得し、直球も130キロ台を計測するまでに。横須賀三浦シニアの藁科洋一監督が言う。