岡田監督の「目配り気配り心配り」に感激!阪神の裏方たちを泣かせた“札幌の夜”秘話

公開日: 更新日:

 さて、いざグラウンドでの勝負を離れると、交流戦は選手にとって楽しみも多い。今年でいえば6月9日(金)からエスコンフィールドで行われる日本ハム3連戦だろう。実に2年ぶりの札幌遠征。しかも10日(土)と11日(日)がデーゲームだから夜が長い。

 岡田監督が現役時代の虎ナインもそうだった。大洋(現DeNA)かヤクルトの主催試合で2年に1度のペースで札幌遠征があり、円山球場で2連戦を行う。ナイター設備がなくデーゲームだったので、選手たちは試合を終えるとススキノに繰り出してリフレッシュ。球団サイドも「せっかく札幌に来たんだから」とチームに同行するマスコミ陣を集め、サッポロビール園や観光レストランで懇親会を開いた。

 岡田監督も久しぶりに会う地元の後援者、知人らとネオン街で旧交を温めていた。外出するから宿舎のホテルで夕食はとらない。主力のほとんどがそうだったが、外食したくてもできないメンバーもいた。打撃投手・捕手らの裏方だ。

「オレらの給料ではなかなか外で遊べんよ。毛ガニとか家族への土産も買わなあかんし。宿舎の食事で済ませるわ」。あるベテラン打撃投手は寂しそうにつぶやいた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」