大谷翔平のサイ・ヤング賞を阻む…“魔球使い”奪三振マシン3人の強力ライバル
サイ・ヤング賞は奪三振数が選考基準の一つ
激戦区のア・リーグ東地区で首位に立つレイズを牽引するマクラナハンは最速150キロ台後半の直球に加え、スプリット、カーブ、スライダーと変化球が多彩。打者大谷は過去の対戦で10打数2安打の打率.200、0本塁打、2三振とカモにされている。21年4月のアスレチックス戦では、右打者の外角に逃げる163キロの「魔球」(公式記録は直球)で空振り三振を奪った際の映像がSNSで拡散されて話題になった。
大谷はリアル二刀流2年目の昨季は奪三振数219個でリーグ3位。奪三振率11.87はジャイアンツの左腕ロドン(11.98=現ヤンキース)に次いでメジャー2位だったが、二刀流の負担の大きさから後半戦は失速。奪三振率は前半戦の12.72から10.94に落ちた。
投手として最高の栄誉であるサイ・ヤング賞は奪三振数(率)が選考基準の一つとされる。ゴーズマンらのライバルを抑えて奪三振マシンとして君臨するには、メジャーでトップクラスとされるスイーパーで相手打者をねじ伏せるしかない。