大谷翔平が決勝打で連敗止めるも…救援陣故障者続出でよぎる昨年同時期「14連敗」の悪夢
エンゼルス・大谷翔平(28)が値千金の一打を放った。
日本時間5日のアストロズ戦に「1番・DH」で出場し、4打数1安打1打点。同点の八回2死一塁から2番手右腕メイトンのカーブを捉えて右翼フェンス直撃の勝ち越し決勝適時二塁打。チームの連敗を3で止めた。
ア・リーグ西地区のライバル球団相手にスイープを免れたものの、リリーフ陣に故障者が続出して球団ワースト記録を更新する14連敗を喫した昨年同時期の悪夢が蘇りそうだ。
エ軍は5月下旬からこの日のアストロズ戦までの10連戦で3勝7敗と大きく負け越し、連戦前の貯金(5)を一気に吐き出した。エ軍は休養日を挟んで7日から13連戦に突入するが、西地区首位を走るレンジャーズとの4連戦(13日~)が組まれているだけに、ライバル球団に引導を渡される可能性もある。3日のア軍戦で6回5失点で2敗目を喫した大谷を筆頭に、先発、リリーフとも決して盤石とは言い難いからだ。
■先月28日のマーリンズ戦ではベンチでヘルメットを叩きつける姿も
6回2失点と好投しながら、救援投手が逆転されて白星を逃した先月28日のマーリンズ戦では九回の打席で凡退すると、ベンチでヘルメットを叩きつけるなど、苛立ちを隠しきれなくなってきた。2021年終盤のように「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と、低迷するチームに対して感情をあらわにするのは時間の問題ではないか。
大谷のメンタルが不安になってきた。
なお次回登板は、中6日で10日のマリナーズ戦に決まった。
大谷の話「打てて良かった。勝って良かったです」