大谷翔平のサイ・ヤング賞を阻む…“魔球使い”奪三振マシン3人の強力ライバル
エンゼルス・大谷翔平(28)が日本時間3日、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に6勝目(1敗)をかけて「1番・DH」で先発登板。
大谷は試合前までの11試合中、4試合で2ケタ三振を奪い、一時はア・リーグの奪三振数でトップに立った。2日にはブルージェイズの右腕ゴーズマン(4勝3敗、防御率2.76)が、ブルワーズ戦で11個の三振を加えて100奪三振とし、大谷と入れ替わって1位に浮上した。
2日現在、ア・リーグの奪三振数上位はゴーズマン、大谷の他、ツインズの右腕P・ロペス(86個=3勝3敗、防御率4.54)、レイズの左腕マクラナハン(82個=8勝1敗、防御率2.07)の4人。いずれも各球団のエース級で、メジャー有数の魔球の持ち主だ。
菊池雄星の同僚であるゴーズマンは直球、変化球ともに制球が安定し、メジャーでは珍しく日本人ばりのフォークボールの使い手。過去2年連続で200超の三振をマークしている奪三振マシンだ。
昨季、マーリンズで自身初の2ケタ勝利(10勝10敗)を挙げたロペスは、メジャーでも有数のチェンジアップの持ち主として知られる。右打者の内角に沈むように変化し、今季は配球にスイーパーも織り交ぜて、相手打者のバットに空を切らせている。チェンジアップの被打率.117は先発投手でメジャー最少である。