阪神・佐藤輝明は後半戦いきなり正念場…レギュラー剥奪へ岡田監督はすでに我慢の限界
後半戦早々、正念場を迎えそうだ。17日の中日戦の初回に先制3ランを放った阪神の佐藤輝明(24)である。
前半戦は6月下旬に二軍落ちするなど、打率.214、10本塁打と不振にあえいだ。この日も2打席目以降はあえなく凡退するなど、完全復調の兆しは見えない。
評論家諸氏の声も日増しに厳しくなっている。
阪神OBの掛布雅之氏は16日の中日戦のテレビ解説で、佐藤輝が打席で空振りした際にうつろな目をして首をかしげるシーンに、「弱く見える。弱さにつながる」と苦言を呈すと、矢野燿大前監督も六回1死で岡林の三塁線の打球にグラブが追いつかず、二塁打とした守備について「失策ではないが、次はアウトにして投手を助けられるようにならないといけない」とスポーツ紙の評論で指摘した。
岡田監督はそんな佐藤輝を我慢強くスタメンで使い続けてきた。就任直後に「三塁で固定する」と宣言。もともと前任時代からポジションや打順の固定にこだわってきた。
が、優勝争いが佳境を迎える後半戦はそうも言っていられない。岡田監督はこの日の前半戦総括会見で、いわゆる「死のロード」を終えて甲子園に戻ってくる8月下旬からが勝負、と明言したからだ。