日大教職員も愕然…林理事長が会見で言い放った「ひと言」、全身プラダ動画には“そんなことをしている場合か”
ほったらかしにしたツケが重大な事態を招く
「タックル問題」で世間を騒がせたアメフト部や、田中英寿元理事長が総監督を兼任していた相撲部など、田中元理事長の影響力があった競技スポーツには深く関わろうとせず、記者からの質問ではじめて「元凶」と気づいたことに教職員たちは落胆したという。実際、その認識の甘さにより、アメフト部内で薬物使用が蔓延し、部の指導者がそれを隠蔽するという重大な事態を招いた。
「確かに田中派をパージし、元理事長に対する訴訟を起こすなど、林理事長に対する一定の評価はあります。一方、田中元理事長時代から運動部はアンタッチャブルというか、部だけで問題を解決する悪しき体質がはびこっていた。そこにメスを入れなかったことが残念でならない」(大学関係者)
そんな中、林理事長は先月、理事長室で全身プラダの服を着て「理事長のコーディネートです」と語りかける動画をユーチューブに投稿した。
「教職員たちは驚いていましたよ。私学助成金の交付がどうなるかという時に、『そんなことをしている場合なのだろうか』と懸念する職員もいました。学生はじめ、日大出身者は肩身の狭い思いをしています」(大学関係者)
第三者委員会の報告を受け、執行部はもう一度会見すべきではないか。