稲見萌寧が米ツアー初Vも来季出場資格は「放棄」か…まだ心配な“第2のスランプ”
【TOTOジャパンクラシック】最終日
方針は変わるのか。
1打差3位発進の稲見萌寧(24)が69で回り、約1年2カ月ぶりの復活Vを飾るとともに米女子ツアー初優勝を挙げ、来季の同ツアー出場権を獲得した。
稲見といえば、国内ツアー30勝による永久シードを狙うため主戦場を米国に移すことに否定的で、この日も「(今回の優勝で)新しい未来が開いたという感じ。(渡米は)もう少しじっくり考えてチームのみんなと相談して決めたいと思う」と、結論を先送りにした。
■19年Vの鈴木愛は渡米せず
ツアー関係者が言う。
「米国で戦うことに前向きではなかった稲見のこと。急に考えが変わるものなのか。米国での生活や長距離移動などでコンディションを維持することが難しいことも分かっている。2019年の今大会に勝った鈴木愛が渡米しなかったように、出場資格を放棄する可能性は高いのではないか」
仮に稲見が来季以降も国内ツアーに専念するなら、鈴木と似ているだけに心配だ。