大谷は“泣き寝入り”必至…元通訳・水原一平被告に盗まれた26億円は回収不能
民事裁判は起こさずか?
ニューヨーク州の弁護士資格を持つ樋口国際法律事務所の樋口一磨弁護士も、大谷が民事裁判を起こすことには否定的だ。
「あくまで想像の範囲になりますが、仮に大谷選手が負債を回収しようとしても、水原被告はまず、国への負債を支払わないといけません。内国歳入庁(IRS)への追徴課税に加え、裁判で罰金が科されるようなら、罰金の支払いが優先されます。しかも、大谷選手が民事裁判を起こせば、精神的な負担も大きいでしょう。おそらく大谷選手は刑事の方では被害者として捜査対象から外れている。野球に集中できる環境になったにもかかわらず、裁判を起こせばメディアに格好の話題を提供することになります。おそらくお金を返してもらうよりもむしろ、イザコザに関わりたくないという気持ちが強いと思われます」
ドジャースと10年1000億円超の契約を結んだ大谷にとっての26億円の価値は、庶民には想像がつかないが、今回は泣き寝入りするしかなさそうだ。
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米老舗雑誌「The New Yorker」の大谷をモチーフにした表紙が物議を醸している。イラストにある大谷の姿は胴長で短足、しかも尻ポケットには札束が詰め込まれいて、容姿などを揶揄しているように見える。日本人を中心に世界中がその表紙に激怒していることは言うまでもない。
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