大谷は“泣き寝入り”必至…元通訳・水原一平被告に盗まれた26億円は回収不能

公開日: 更新日:

民事裁判は起こさずか?

 ニューヨーク州の弁護士資格を持つ樋口国際法律事務所の樋口一磨弁護士も、大谷が民事裁判を起こすことには否定的だ。

「あくまで想像の範囲になりますが、仮に大谷選手が負債を回収しようとしても、水原被告はまず、国への負債を支払わないといけません。内国歳入庁(IRS)への追徴課税に加え、裁判で罰金が科されるようなら、罰金の支払いが優先されます。しかも、大谷選手が民事裁判を起こせば、精神的な負担も大きいでしょう。おそらく大谷選手は刑事の方では被害者として捜査対象から外れている。野球に集中できる環境になったにもかかわらず、裁判を起こせばメディアに格好の話題を提供することになります。おそらくお金を返してもらうよりもむしろ、イザコザに関わりたくないという気持ちが強いと思われます」

 ドジャースと10年1000億円超の契約を結んだ大谷にとっての26億円の価値は、庶民には想像がつかないが、今回は泣き寝入りするしかなさそうだ。

 ◇  ◇  ◇

 米老舗雑誌「The New Yorker」の大谷をモチーフにした表紙が物議を醸している。イラストにある大谷の姿は胴長で短足、しかも尻ポケットには札束が詰め込まれいて、容姿などを揶揄しているように見える。日本人を中心に世界中がその表紙に激怒していることは言うまでもない。

●関連記事【確認する】…からは実際の表紙をチェックすることができる。また、【水原容疑者を知る】…では、水原容疑者の稀代の「人たらし」ぶり、恩知らずで非情な一面について詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」