西武ドラ1武内夏暉が完封目前で緊急降板…名球会OBが「故障リスクが増す」と怒る選手とベンチの無為無策

公開日: 更新日:

 武内はこの日が6試合目の登板で、防御率1.43と抜群の安定感を見せながら、勝ち星は3勝(0敗)にとどまっている。登板6試合でマウンド上にいる間の援護点は計6点。つまり、平均1得点と打線が援護するどころかプレッシャーをかけているのだ。

 山崎氏が語気を強めてこう続ける。

西武打線は打てないなら打てないなりの工夫もない。例えば、この日も6番に入っていた4年目の若林楽人の打率は.131。走者が塁にいる場面でも、引っ張り専門で自分が打つことしか考えていない。進塁打を打つ技術、状況判断に欠けている。これは若林に限ったことではなく、ベンチの責任も大きい。俊足の外野手で能力は高いのだから、今のうちにチーム打撃を徹底させることも必要ですよ。もっと言えば、西武の貧打はドラフト、育成力、補強戦略、監督・コーチの指導力など複合的な問題が絡んでいる。渡辺GMを含め球団が本気で考えないと、見殺しにされる投手の負担が増すばかりです」

 西武は5連敗で借金14の最下位。18日には早々と自力優勝の可能性が消滅した。武内を含めた投手陣の今後が心配だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」