大谷の元通訳と元同僚の違法賭博問題で露呈 古巣エンゼルスの“ヤバすぎる”コンプラ欠如

公開日: 更新日:

 かねてから違法賭博の胴元との親密な交際が噂されており、当時のエ軍フロントが適切に対処していれば、今回の水原容疑者による26億円ともいわれる不正送金を防ぎ、大谷にも被害が及ばなかった可能性もある。

 そもそも、エンゼルスはコンプライアンスに対する認識が甘い球団だ。2019年には当時エース格だった左腕のタイラー・スカッグス(享年27)が、合成麻薬の過剰摂取により、遠征先のホテルで窒息死。スカッグスはエ軍の元広報部長エリック・ケイから、球場のクラブハウスで薬物の提供を受けていたことが明らかになった。ケイ元広報部長は後に、禁錮22年の実刑判決を受けるなど、一大スキャンダルに発展した。

 大谷は17年オフにポスティングシステムで移籍する際、二刀流でのプレーを優先してエンゼルス入りを決断した。21年には投打のリアル二刀流を実現させ、同年にはア・リーグMVP、23年には2度目の最高殊勲選手とアジア人初の本塁打王のタイトルを獲得するなど、着々と実績を積み上げた。その一方で、コンプライアンスへの意識が足りないエ軍入りが相棒の運命を狂わせたといえるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 2

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 3

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  1. 6

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  2. 7

    佐々木朗希「限界説」早くも浮上…案の定離脱、解説者まで《中5日では投げさせられない》と辛辣

  3. 8

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  4. 9

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  5. 10

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ