巨人・阿部監督ついに方針転換 菅野智之に“フル回転指令” 26日阪神戦は7回途中までノーノー好投
阪神の岡田監督は2日前の屈辱が脳裏をよぎったのではないか。
昨26日の阪神戦で一軍復帰したばかりの巨人・菅野智之(34)が六回までノーヒットノーランに抑える快投。体調不良で登録抹消されていた影響を感じさせず、力のある直球とキレのあるスライダー、フォークを織り交ぜ、出した走者は二回2死からノイジーに与えた四球のみ。24日に88年ぶりとなる阪神相手のノーノーを達成した戸郷を彷彿とさせる投球だった。
七回に初安打から3連打を浴びて1失点。6回3分の1を3安打1失点で降板したが、この好投が貧打の攻撃陣を奮起させたか、九回に4番・岡本のソロ本塁打で同点に追いつくと、延長十回に丸の犠飛で勝ち越した。
交流戦前最後の試合を逆転でものにした阿部監督は菅野について、「病み上がりだったけどよく投げてくれた。スライダー、カットボールも制球が良かったし、要所で真っすぐもしっかりゾーン内で勝負できていた。その辺が良かった」と目を細めていた。
巨人OBがこう言う。