大谷は7月に「強制休養」か…打撃三冠目前の絶好調も指揮官は「最終的な目的」が第一優先
デーブ・ロバーツ監督は常々、「我々がすべきことは彼に最終的な目的(ワールドシリーズ制覇)を理解させ、10月まで万全の状態にさせることだ」などと、ポストシーズンを見据えて起用する方針を明かしているからだ。
■スミスがDHで起用されるケースが増えるかも
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういった。
「地区連覇中のドジャースの目標は単なるポストシーズン進出ではなく、あくまでもワールドシリーズ制覇にある。20年に32年ぶりの世界一になって以来、昨季まで3年連続でポストシーズンに駒を進めながら、21年はリーグ優勝決定シリーズ、22、23年は地区シリーズで姿を消している。ここ数年はレギュラーシーズンを勝ち上がるメドが立つと、ポストシーズンに備えて主力を休ませる傾向にあります。今季もナ・リーグ西地区で独走状態だけに、主力を休ませてポストシーズンに臨むでしょう」
大谷は不動のリードオフマンのベッツが左手骨折で17日に離脱して以降、1番で起用されている。正捕手スミスと1、2番コンビを組んでいるものの、本来4番を打つスミスが打順変更で負担が増したため、月間打率.172と不調に陥った。