市船橋戦は「一番やってはいけない負け方」だった。野球を続けるのは7、8人、150キロ右腕の進路は…
非常に悔しい負け方でした。
専大松戸は夏の千葉大会5回戦で市船橋に1-5で敗れました。守備の乱れが敗因です。
試合を決したのは1点ビハインドで迎えた八回裏の守備でした。先頭打者を死球で出塁させると、捕逸から無死二塁に。そこからバント処理のミスを連発し、ボロボロと3点を吐き出してしまった。痛恨の極みです。
私は「守り勝つ野球」を基本とし、スクイズ対策やバント処理は徹底的に、もっとも重点を置いて練習してきたつもりでした。選手たちもある程度は自信があったはず。それだけに1度目のミスでチームに動揺が走り、そこから負の連鎖が起きました。市船橋の投手力やチーム力も見事でしたが、自滅に近い形で、一番やってはいけない負け方だったのです。
試合後、選手たちには「(大学など)次のステージではこんなに悔しい思いをしないように頑張りなさい」と声をかけました。今夏で引退した3年生のうち、野球を続けるのは7、8人。その子たちには、この失敗を糧にしてもらいたい。