元中日ドラゴンズ・平田良介さんが明かす 2011年交流戦2試合連続サヨナラ本塁打の舞台裏

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平田良介さん(元中日ドラゴンズ、野球解説者/36歳)

 中日ドラゴンズでベストナインを獲得(2015年)し、キャプテンも務め、2年前に引退した平田良介さんは現在、解説者として活躍中。豪快なバッティングのイメージ通りに“思い出の瞬間”は劇的なホームランだ。

■周囲の目が「ホームランバッターの平田」に変わった

 プロに入る前にターニングポイントとなった試合がひとつあるんです。高校野球で1試合3ホームランを打った日。大阪桐蔭高校3年生の05年夏の甲子園、東北高との準々決勝でした(PL学園の清原和博以来)。

 この日で“平田良介”という高校球児を見る周りの目が「ホームランバッター」に変わったんだと思います。当時、自分としてはホームランバッターとは思ってなかったんですが(ちなみに、甲子園での通算5本塁打は当時史上4位、高校通算では70本塁打)。

 プロでも思い出に残っている瞬間はホームランです。11年の2試合連続でサヨナラホームランを放ったこと。落合監督の最終年でリーグ優勝した年でした。

 2試合連続でのサヨナラホームランなんてプロ野球でもかなり久しぶりだったと思います(セ・リーグではヤクルトのデシンセイ以来23年ぶり)。

 どちらの瞬間も鮮明に覚えてます。6月の交流戦の最中で1試合目が西武との試合。サヨナラなのでもちろん場所はナゴヤドーム(現バンテリンドームナゴヤ)。

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