巨人大勢 メジャー挑戦の条件は? 球団の本音は《海外FA権を取るまで待ってほしい》だが…

公開日: 更新日:

「10億です」

 巨人大勢(25)が27日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、仰天発言。その後、「うそです」と訂正。3400万円アップの年俸9000万円で更改した。

 3年目の今季は43試合に登板して29セーブ、防御率0.88。しかし、5月上旬に右肩違和感で2カ月間も離脱したこともあり、大台の1億円には届かなかった。昨季も右上肢のコンディション不良で2カ月半ほど戦線離脱しており、「もっとチームに貢献できるようにするためにも離脱がないように。もっと技術を上げていかないといけない」と一転、真面目に話した。

 準優勝に終わったプレミア12でも侍ジャパンの守護神を担った。2026年WBCに向け、「選んでもらえるような成績を残して借りを返したい」と誓った大勢は、前回のWBCで優勝に貢献した際、「(メジャー志向が)芽生えた。カッコ良かったし、メジャーに呼ばれる投手になりたいと思った」と明かした。メジャー挑戦はいつになるのか。さる巨人OBはこう見る。

「今オフは菅野がFAで海を渡るが、来オフは岡本、次回WBCの2年後はエース戸郷、その次は大勢……。毎オフのようにポスティングを使ったメジャー挑戦の順番待ちになりそうで、球団は頭を痛めています。チームへの貢献度から、来年の岡本までは仕方ないとして、戸郷と大勢はなんとか海外FA権を取るまで待って欲しいのが本音。ただ、戸郷は今季、優勝争いをした阪神広島戦を中心にフル回転して3年連続2ケタ勝利を挙げるなど、貢献度は投手陣で抜けている。ポスティングを懇願されたら、むげにはできない。長期離脱を繰り返す大勢はその点がマイナスになる。2年後の戸郷までは現実的ですが、その次の大勢は今後の貢献度次第になるでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された