日本ハム唯一の不安は新庄監督…「自分が育てた」の実績ほしがる目立ち屋気質がアダに?
伸び盛りの若手が順調に力を付け、昨季はソフトバンクに次ぐリーグ2位。戦力はあるし、優勝と予想する評論家も多い日本ハムに関して、
「唯一の不安は新庄監督(53)のハンドリング」というのはOBだ。
「力のある選手でも、一軍で使い続けることはしない。モノは良くてもアドバイスをした上で二軍落ちさせたりする。昨年25本塁打のレイエス(29)然り、中軸候補の清宮幸太郎(25)や野村佑希(24)然りです。新庄監督は自分が育てた、自分が一人前にしたという実績が欲しい。根っからの目立ちたがり屋ですからね。性格的に黙って選手に任せることができない。
話題作りとはいえ、やたらと奇策や奇襲を使いたがるのも根っこは一緒です。例えば野村の起用法。開幕から15試合は4番で使うが、結果が出なければ二軍に落とすと言った。そもそも野村はチームの中軸を務めるだけのポテンシャルのある選手。心中するつもりで使い続ければいいものを、あえて15試合と期限を切ればプレッシャーになりかねません」
昨28日の開幕投手に抜擢された金村尚真(24)は西武打線を6安打に抑えて2‐0の完封勝利。新庄監督の期待に応えたとはいえ、奇策や奇襲はそもそも戦力のないチームがやるべきもの。元ヤクルト、阪神で指揮を執った故野村克也監督もそう言っている。新庄監督の采配や選手起用がアダになるかもしれない。