中日マルティネスを筆頭に助っ人“大シャッフル”へ…22人が自由契約で《新規外国人よりも計算が立つ》

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DeNAと中日で交換も

「昨年5月に支配下登録に昇格して57試合で9本塁打、34打点をマークしたセデーニョは今季、98試合の出場で打率.260、37打点、本塁打はチームトップの15本を記録した。年齢と実質1年半の日本球界でのキャリアを考えれば伸びしろに期待でき、来年はさらに日本の投手に対応する可能性が増す。ポジションは一塁で、西武ソフトバンクに移籍した山川の穴を埋め切れていない。適応力を含めて当たり外れが大きい新規の外国人を連れてくるより、経験のある助っ人の方が計算が立つ。獲得を検討する価値はあります」(山崎氏)

 セでは中日の守護神マルティネス(28)を巡って巨人DeNAなどによる争奪戦が既に起きているが、セ球団編成担当が「まさか自由契約になって市場に出るとは」と驚いたのが、DeNAのリリーフ右腕ウェンデルケン(31)だ。

「1年目の昨季はチーム最多の61試合に登板して防御率1.66。今季はそのフル回転の疲れもあってか右肘の炎症で離脱するなど28試合の登板にとどまりましたが、それでも防御率は2年連続1点台となる1.71。にもかかわらず、DeNAは日本シリーズ後に来季構想外を通達した。中日のマルティネス獲得にメドがついているという説や故障説などが囁かれていますが、体に問題がなければ間違いなくリリーフの柱になれる。マルティネスが流出する可能性が高い中日などが調査しているようです」(同)

 今季、巨人に途中加入し、救世主的働きでリーグ優勝に貢献したモンテス(28)は内外野を守れるユーティリティーさとシュアな打撃が他球団に評価され、DeNAの内野手フォード(32)も「パワーは魅力」と前出の編成担当。複数の助っ人が来季、ユニホームを変えて古巣に牙をむく可能性がありそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 優良助っ人の去就はほどなくして決まりそうな勢いだが、記事冒頭にもある田中将大には凄まじい逆風が吹き荒れていて、浪人の可能性すら浮上している。そんな田中に目を付けているのが独立リーグだという。そこは素行不良の選手を受け入れる土壌も、NPB復帰体制も万全だというが……。いったいどういうことか。田中の周囲でいま、何が起きているのか。

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