佐々木朗希の移籍先が3球団に絞られた内幕…ファンのドジャース、ダルのパドレス、カネのブルージェイズ
ブルージェイズは資金力がある。
12年1月、ダルが日本ハムからレンジャーズ入りしたとき、当時のポスティングシステムでレンジャーズに次いで高額な入札をしたのがブルージェイズといわれる。
22年3月、マリナーズからFAの菊池雄星(33=現エンゼルス)には3年約42億円を積んだ。3年間で15勝24敗の左腕がこれだけの金額を手にしたのは代理人の手腕はもちろん、資金が豊富だからこそ。昨年の大谷も最後までブルージェイズを選択肢に残したといわれる。
「親会社であるロジャース・コミュニケーションズの筆頭オーナーのエドワード・ロジャース3世は、メッツのコーエン・オーナーに次ぐ資産家として知られている。本拠地のトロントは市場規模も大きい。メジャーで唯一、カナダにある球団で、都市の規模は北米全体で4位というデータもあるほど。在籍する日本人選手はいないため、活躍次第で大きなスポンサー収入が見込める。主力は若手中心だし、ニューヨークやフィラデルフィアのような過激なメディアもない。それだけに佐々木にとってはプレーしやすい環境と言えます」(現地特派員)