八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的
「いい相撲を取るようになった。純粋に『強いな』と。今年中には(横綱に)なるでしょう。あえて言えば、もっと厳しさ、出足の強さが欲しい。立ち合いで頭から当たっているのは、重さがない証拠。もっと前に出る圧力が増せば、さらに強くなれます」
大の里(24)はこの日、大栄翔をはたき込み、大関陣唯一の白星を挙げた。
「この世界に入って2年でしょう?(今場所がデビュー11場所目)。まだまだ新弟子に近く、大相撲に馴染んでない。本人も訳がわからないうちに大関に昇進した、という心境ではないか。相撲に関しては常に相手に圧力をかけて勝ってきた。だからこそ、(圧力を相手に受け止められて)止まった相撲を見てない。それを見たい。そこで勝てないと横綱にはなれません。とは言うものの、止まらないから凄いのですが……」
いずれにせよ、3人の今場所後の昇進は難しそうで、来場所以降の横綱空位は避けられない。大関陣の更なる奮起が求められる。