佐々木朗希の“鬼門”はスプリングトレーニング…大谷やダル、田中将、山本も1年目前半に故障の不吉

公開日: 更新日:

 ドジャースとマイナー契約を結ぶことが決まった佐々木朗希(23)にとって、何より重要なのは開幕前だろう。

 代理人のジョエル・ウルフ氏は「彼にロースター(メジャー)枠を確約したチームはない」とこう言っている。

「私たちは彼(佐々木)が春にいい活躍をすることを願うしかない」

 つまり、開幕前の実戦であるスプリングトレーニングで結果を出さなければ、メジャーに昇格できないからだ。

 メジャーのキャンプに参加する有望なマイナーリーガーは通常、ここでふるいにかけられる。実戦を重ねるにつれ、くしの歯が欠けるように淘汰されていくわけで、結果を出し続けた選手だけが晴れて開幕ロースターに名を連ねる。

 ましてドジャースはすでに先発投手の枠が飽和状態。山本由伸(26)、グラスノー(31)、スネル(32)、大谷翔平(30)、ゴンソリン(30)、メイ(27)、ミラー(25)と先発実績のある選手がいるうえにFAのカーショー(36)との再契約が確実視されている。さらにマイナーの若手有望株も虎視眈々とメジャー昇格を狙っているのだ。

 そんな状況で結果を出し続けなければならないのだから、日本にいたときのように「しっくりこないから投げない」というわけにはいかない。佐々木自身、ロースター枠を熱望しているそうで、スプリングトレーニングからフルスロットルのスタンスが求められる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    どこも書かない「箱根駅伝 山の神」のつくり方…指導経験者が“ルール破り”の実情を激白

  2. 2

    中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到

  3. 3

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ

  4. 4

    NHKは「同様の事案はない」と断言するが…フジテレビ問題で再燃した山口達也氏の“EテレJK献上疑惑”

  5. 5

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    フジテレビが2023年6月に中居正広トラブルを知ったのに隠蔽した「別の理由」…ジャニーズ性加害問題との“時系列”

  3. 8

    箱根駅伝で創価大も起用 ケニア人留学生の知られざる待遇

  4. 9

    フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」

  5. 10

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽