巨人捕手戦争の行方に異変あり…他球団スコアラー指摘「甲斐は絶対的な存在じゃない」「固定ならむしろラッキー」
FAでソフトバンクから巨人に移籍した甲斐拓也(32)が精力的だ。
昨3日の宮崎キャンプでは、午前中に3日連続でブルペン入り。複数の投手の球を受けると、午後の打撃練習では、メイン球場でサク越えを放つなど、新天地で存在感をアピールした。
阿部慎之助監督(45)も目を細めている。この日の練習後に行われたフリーアナウンサー徳光和夫氏とのトークショーで「素晴らしい補強をしていただいて、こうやって人(ファン)も呼べて、一昔前のジャイアンツに戻れたなっていう感覚。やっぱり、ジャイアンツはこうじゃなきゃいけない。(補強は)賛否両論あるけど、人を集めてなんぼ。原点に戻れたような感じでいます」とした上で、甲斐についてこう言った。
「彼は日本を代表する捕手。一番は安心感、チームに与える安心感は絶大じゃないか」
4年ぶりのリーグ優勝を果たした昨季は捕手を3人のローテーションで回したが、先週末に放送されたテレビ番組では、「捕手は固定? そうですね。だからこそ甲斐の獲得に動いてもらった。高いお金を出して、FAでせっかく来てくれたんで」と、正捕手決定という口ぶりだった。